コサージュの作り方|プリザーブドフラワーで手作りする基本のコサージュ(ワイヤリングから仕上げまで)
この記事でわかること
結論:コサージュは、すべての花材にワイヤリングとテーピングをして茎(ステム)を作り、メインの花から組み立てていくのが基本です。プリザーブドフラワーは前もって作っておけて、くり返し使えるのが魅力。お洋服に触れる面にはリボンをあてて、色移りを防ぎましょう。
- コサージュの作り方の基本(作る順番)
- 生花・プリザーブドフラワー・造花の違い
- プリザーブドフラワーでコサージュを作るよさ
- 準備する道具と花材
- 3つのステップでわかる作り方
- 作り方の動画(準備編・組み立て編)とカラーバリエーション
- よくある質問

プリザーブドフラワーの基本アレンジメント|基本のコサージュ
プリザーブドフラワーで作る基本のコサージュ。
プリザーブドフラワーの基本のテクニック満載のレッスンです。
ブーケやブートニア作りの基本となるテクニックでもあります。
何度も繰り返して、身につけちゃいましょう!
卒園式や入園式、卒業式や入学式。記念の日にぴったりなサイズのコサージュです。
動画:準備(ワイヤリング・テーピング)編 / 組み立て編
コサージュの作り方の基本|手作りするときの順番
プリザーブドフラワーは、お花の部分だけが加工されていて、茎がついていません。コサージュを手作りするときは、まずワイヤーで茎(ステム)を作り、テープで包んでから組み立てます。
- ワイヤリング:すべての花材・資材にワイヤーをかけて、茎を作ります
- テーピング:ワイヤーをフローラルテープで包みます
- 組み立て:メインの花を決め、高さと角度を見ながら花材を加えて留めます
- 仕上げ:ステムをリボンで飾り、コサージュピンか安全ピンタイプの台座につけます
この組み立て方は、ブーケやウェディングのブートニアにも応用できます。
コサージュの歴史や意味、右と左のどちらにつけるか、位置や付け方は、コサージュの豆知識の記事にまとめています。
手作りコサージュの素材の違い|生花・プリザーブドフラワー・造花
| 生花 | プリザーブドフラワー | 造花(アーティフィシャルフラワー) | |
|---|---|---|---|
| 作るタイミング | 当日か前日 | 前もって準備できる | 前もって準備できる |
| 見た目 | みずみずしい本物の花 | 生花のようなみずみずしさ | 色や形が安定している |
| くり返し使う | むずかしい | できる | できる |
| 気をつけたいこと | 水が切れるとしおれる | 衝撃で壊れやすい、色移りしやすい | 本物の花の質感とは違う |
素材の違いは、プリザーブドフラワーとドライフラワーの違いや、アーティフィシャルフラワーとはの記事でもくわしくご紹介しています。
プリザーブドフラワーでコサージュを作るよさ
- 前もって準備できる:式の当日にあわてずにすみます
- 生花のようなみずみずしさ:本物のお花ならではの美しさがあります
- くり返し使える:ハレの日の花飾りとしても人気です
- カラーバリエーションが豊富:つける服や場、その年の気分、込める想いで、好きな色で作れます
- インテリアにも:作り方によっては、小さな瓶に入れて飾ることもできます

基本のコサージュには、プリザーブドフラワーの基本のテクニックがたくさん詰まっています。ブーケやブートニア作りの基本にもなるので、何度も繰り返して、身につけてくださいね。
準備するもの|基本のコサージュ
道具
- ペンチ
- クラフトハサミ(ワイヤーが切れるもの)
- フローラルテープ(太・細)
- ワイヤー(#22裸ワイヤー、#24裸ワイヤー、#24地巻グリーンワイヤー。地巻グリーンは#26でもOK)
- 高温グルーガン(プリザーブドフラワーのガクや花びらが取れてしまったときの修繕に使います)
- コサージュピン、または安全ピンタイプのコサージュ台座
花材・資材
- プリザーブドフラワー【バラ】3輪(Mサイズ2輪、オールドローズタイプ1輪)
動画ではローズいずみ(大地農園)と、オールドローズ(フロールエバー)を使っています。動画のオールドローズは廃盤になっていて、今は大地農園さんから多く発売されています - プリザーブドフラワー【アジサイ】5パーツ(ピラミッドあじさい・ブルーライム/大地農園)
- プリザーブドフラワー【かすみ草】3パーツ(ミニかすみ草・フラワーベール 白と青/大地農園)
- プリザーブドリーフ【ルスカス】3パーツ(ルスカスガーデン・ライムグリーン/大地農園)
- パールピック(東京堂で購入)
- 淡水パール(ビーズを扱っている手芸屋さんなどで購入できます。貴和製作所など)
- リボン(MOKUBAリボン。東京堂で購入)
作り方|基本のコサージュ
STEP01 ワイヤリングとテーピング
全ての花材・資材にワイヤリングを行います。花材ごとのワイヤリングの方法は次のとおりです。
| 花材・資材 | ワイヤリングの方法 |
|---|---|
| プリザーブドフラワーのバラ | フックメソッド+クロスメソッド |
| プリザーブドフラワーのあじさい | ツイスティングメソッド |
| プリザーブドリーフ | ヘアピンメソッド |
| プリザーブドフラワーのかすみ草 | ツイスティングメソッド |
| パールピック・淡水パール・リボン | それぞれワイヤーをつけてパーツにします(動画をご覧ください) |
ワイヤリングをした後は、全てにテーピングをしましょう。プリザーブドローズは太いフローラルテープ、それ以外の花材は細いフローラルテープでテーピングを行います。

テーピングは、バラは太いテープ、ほかの花材は細いテープと使い分けてみてくださいね。パールピックや淡水パール、リボンも、お花と同じようにワイヤーをつけて、パーツにしておきましょう。
STEP02 組み立て
- メインのプリザーブドローズを決め、ステムのワイヤーを曲げて角度を調整します。
- 他のバラとあじさいを、高さを調節しながら加え、メカニカルフォーカルポイント(茎をまとめて留める位置)で固定しましょう。
- プリザーブドリーフをローズの周りに配し、バランス良く配置していきます。
- かすみ草とパールピックを加え、全体のバランスを整えましょう。
- リボンを裏側に付け、色移り防止と緩衝材として機能させます。
- 余分なワイヤーを切り落とし、テープでカバーして仕上げましょう。

裏側につけるリボンは、飾りではなく大切な役目があります。お洋服に触れる面のクッションになって、色移りも防いでくれるんです。特に赤や青など濃い色で作るときは、忘れずにつけてくださいね。
STEP03 仕上げ
- ステムをリボンで飾り付けます。
- コサージュピンで固定するか、安全ピンタイプの土台に取り付けます。

この組み立て方を覚えておくと、コサージュピンにつけるときも、台座につけるときも、ウェディングのブートニアにも応用できますよ。ここまでできたら完成です。お疲れさまでした。
手の動きを動画でじっくり見たい方は、このあとの動画からどうぞ。色ちがいで作ったコサージュもご紹介しています。
動画で見る|プリザーブドフラワーの基本のコサージュの作り方
準備(ワイヤリング・テーピング)編
材料と道具の説明のあと、バラ・あじさい・リーフ・かすみ草・パールピックのワイヤリング、淡水パールとリボンのパーツ作り、基本のテーピングまでを解説しています。
組み立て編
コサージュの組み立てと仕上げ、ステムをリボンで飾る方法、安全ピンのコサージュ台座の取り付けまでを解説しています。
カラーバリエーション|基本のコサージュ
プリザーブドフラワーの魅力の一つは、豊富なカラーバリエーションです。コサージュをつける服や、コサージュをつける場で。その年の気分や、コサージュに込める想いで、好きなカラーで作りたいですよね。
濃いピンクのグラデーションのシンプルコサージュ
プリザーブドフラワーのバラのピンクのバリエーションがシンプルなコサージュです。温かみが出るように、プリザーブドあじさいはライトグリーンを。プリザーブドリーフは、濃いグリーンが特徴のフロールエバー社のローズリーフを組み合わせました。

小花やリボン、パールやスワロなどの装飾は用いていません。シンプルな組み合わせは、どんなシーンにもぴったりです。
ホワイトと淡いピンクのエレガントコサージュ
グラデーションがエレガントな、オールドローズのプリザーブドフラワーをメインに。白と淡いピンクのプリザーブドフラワーのバラを組み合わせました。プリザーブドあじさいはクリアグリーンで、爽やか&エレガントに!プリザーブドリーフはアイビーリーフです。

エレガントな印象に花を添えるために、パールリーフを1パーツ添えました。リボンは、ブーケをイメージしたループリボンで彩りました。エレガントで爽やかなコサージュです。
プリザーブドフラワーのコサージュの注意点
破損に注意!
プリザーブドフラワーはとても壊れやすく、繊細なお花です。それ故の美しさが魅力的。しかし、小さなお子様を抱っこする必要がある場合には不向きです。また、大きな荷物を持ち運ぶ役割がある場合には、一度、プリザーブドフラワーのコサージュを取り外してから行いましょう。
色移りに注意!
プリザーブドフラワーは色移りしやすい特徴があります。特に赤や青などの濃い色で作る時には注意が必要です。動画レッスンでもお伝えしていますが、お洋服に接する面にはリボンでクッションを置くなどの工夫をすることをおすすめします。
コサージュについてよくある質問
Q. コサージュは、どこにつけますか?
A. 左胸の、鎖骨の少し下あたりが目安です。右と左のどちらにつけるか、ジャケットやワンピースでの付け方は、コサージュの豆知識の記事でくわしくご紹介しています。
Q. プリザーブドフラワーのコサージュは、くり返し使えますか?
A. 使えます。使ったあとは、つぶれないように箱に入れ、湿気と直射日光を避けて保管してください。作り方によっては、小さな瓶に入れてインテリアとして飾ることもできます。
Q. お洋服に色移りしませんか?
A. プリザーブドフラワーは色移りしやすい花材です。特に赤や青などの濃い色で作るときは、お洋服に接する面にリボンでクッションを置くなどの工夫をおすすめします。
Q. 子どもを抱っこする日にも、つけられますか?
A. プリザーブドフラワーはとても壊れやすいため、小さなお子様を抱っこする必要がある日には不向きです。大きな荷物を持つときも、一度取り外してから行いましょう。
Q. ブートニアも、同じ作り方で作れますか?
A. はい。この記事の組み立て方は、ウェディングのブートニアにも応用できます。フェアリールのオーダーでは、ブートニアはウェディングブーケとセットでお作りしています。くわしくはウェディングのページをご覧ください。
作るのがむずかしいときは、プリザーブドフラワーのコサージュをオーダーでお作りすることもできます。お話をきいて、想いをかたちにします。くわしくはオーダーギフトのページ、松本のアトリエで一緒に作るオーダーレッスンのページをご覧ください。
