フロールエバー(FlorEver)とは|王道の剣弁咲きのバラが美しい、プリザーブドフラワーの老舗ブランド
この記事でわかること
結論:フロールエバーは、コロンビア生まれの老舗ブランド。王道の剣弁咲きのバラが美しく、丈夫で初心者にも扱いやすいのが魅力です。
- フロールエバーとはどんなブランドか
- 正しい呼び方(ブリザードフラワー?)
- 花材の特徴と使い心地(アジサイ・カーネーション・バラ)
- 生産・環境・品質・コンテスト
- よくある質問
みずみずしさと美しい発色が人気のプリザーブドフラワー。プリザーブドフラワーの「プリザーブド」とは「保存された」という意味です。プリザーブドフラワーは、専用の薬品を使って、植物を鮮やかな状態で長く保てるように加工した花材の総称です。
プリザーブドフラワーは、ファッションと同じように、トレンドに合わせて新しい商品がシーズンごとに発表されます。作っているメーカーはいくつもあり、ブランドごとに特色があります。
この記事では、プリザーブドフラワーの大手ブランドの一つ、フロールエバー社の特徴や取り組みをご紹介します。老舗ブランド・フロールエバーのお花の魅力が伝わったら嬉しいです。
フロールエバー(FlorEver)とは|プリザーブドフラワーの老舗ブランド
フロールエバーは、プリザーブドフラワーブランドの第一人者ともいわれる企業の一つです。お花の輸出量が世界第2位の、南米コロンビアを中心に、プリザーブドフラワー専用の農園で自社生産をしています。
花の生産に適した気候や風土を生かして、品質の優れた生花を厳選して使っています。公式サイトでは、独自の技術で加工することで「生花により近い感触と透明感を実現し、花弁が肉厚でしなやか」と紹介されています。自社の専用農園から工場まで一貫して生産しているので、品質の高さも、業界を引っぱり続けている大きな理由の一つです。
公式サイトによると、プリザーブドフラワーは、葉にグリセリンを吸わせて長くもたせることから始まりました。その後ベルギーで、色を吸わせたバラの加工技術が生まれ、それとは別にコロンビアで新しく開発された技術が、のちのフロールエバーになったそうです。日本に初めて入ってきたのはベルギー産のプリザーブドフラワーでしたが、日本で根付き始めたのは、フロールエバーの入荷が始まってから。その後、教室・ブライダル・ギフトで広まり、今ではお花屋さんでも扱われています。
シーズンごとに、期間限定・数量限定で発売されるトレンドカラーは、プリザーブドフラワーに今までなかった色も多く、ずっと使いたいと思うものもあるほどなんです。
| 公式 | URL |
|---|---|
| ホームページ | https://www.florever.co.jp/ |
| @florever.co.jp | |
| YouTube | フロールエバーのチャンネル |
「ブリザードフラワー」「プリザードフラワー」?正しい呼び方は「プリザーブドフラワー」
プリザーブドフラワーは、まちがえやすい名前のお花です。よくある呼び方をまとめました。
| よくある呼び方 | どこがちがう? |
|---|---|
| ブリザードフラワー | 「ブリザード」は猛吹雪のこと。凍らせるイメージが「保存された」と結びついたのかもしれません |
| プリザードフラワー | 「ブ」の一文字が足りない、惜しいまちがいです |
| ブリザーブドフラワー | 語感は同じですが、「ブ」と「プ」がちがいます |

オーダーやショップのお問い合わせでも、「ブリザードフラワー」「ブリザーブドフラワー」とおっしゃる方は多くいらっしゃいます。「プリザーブドフラワー」(Preserved Flower)は、日本語にすると「保存された花」。なじみの薄い英単語なので、まちがって呼ばれるのかもしれませんね。検索しても、ちゃんと「プリザーブドフラワー」の結果が出るので、ご安心を。
フロールエバーのプリザーブドフラワーの特徴
バラ、ステムローズ、カーネーション、マム、アジサイ、ラン、小花、グリーン、モスまで、色は100色を超えます。プリザーブドフラワーの主流のバラは8種類のサイズがあり、Mサイズのスプレーローズは40色以上です。
使う人に合わせた商品も充実しています。
| ステムローズ | 葉も茎もすべてプリザーブド。手軽に飾れて、ギフトにぴったり |
|---|---|
| パレット | 使いやすいサイズの花材と色を1箱に。お試しや、レッスンの小分けに |
| フラワーホルダー | マグネットやピンで、コサージュやブートニアがかんたんに作れる |
| ドライ | ハーバリウムやアレンジに使いやすい、ドライフラワーのシリーズ |
ユーカリなどのグリーンや、モス(苔)などのサブの花材も幅広くそろっています。

フロールエバー社のプリザーブド花材の魅力といえば、「鮮やかな発色」と「海外ならではの色展開」といえるでしょう。
フェアリールの作品でも、フロールエバーの花材を使っています。ガラスのギフトリボンアレンジのバラは、フロールエバーのスプレーローズ(パウダーブルー)。カーネーションの記事のリースでは、フロールエバーの「ヌードピンク」のカーネーションを差し色にしています。
ほかのブランドとの違いは、大地農園の記事で、大地農園・フロールエバー・アモローサを比べています。
使ってわかる、フロールエバーの花材の使い心地
日本でも、フロールエバーのプリザーブドローズはよく見かけます。花材は全体的にしっかりしていて丈夫。ワイヤリングがしやすいので、扱いもとても初心者向きです。花材ごとの使い心地をまとめました。
| 花材 | 使い心地 |
|---|---|
| アジサイ | 花びらが肉厚で、色はパキッとしたものが多い。白の純白感はピカイチ。ただし茎が繊細なので、やさしく扱う |
| カーネーション | 全体的にしっかりしていて、フェザーリングもしやすい。開花もしやすく丈夫。色が豊富なので、ほかのお花と合わせやすい |
| バラ | 王道の剣弁咲きが美しく、開花しても、少女漫画に描かれるような、まさに「これぞバラ!」という姿に。丈夫でワイヤリングがしやすく、初心者向き。色も艶やかで映えるものが多い。肉厚な花びら |

バラの存在感を感じたいときは、フロールエバーがおすすめです。アトリエでも、生徒さんやお客さまから「バラらしい」と人気なんですよ。肉厚な花びらも、ぜひお試しくださいね。
ワイヤーがはじめから付いた「プレタポルテ」シリーズもあり、ワイヤリングの手間を省いて、そのままフォームに挿したり、束ねたりできます。花材ごとのくわしい違いは、アジサイ、カーネーション、バラの記事でご紹介しています。
フロールエバーの4つの特徴|生産・環境・品質・コンテスト
特徴1 安心安全にもこだわった、自社で一貫した生産
花の栽培に最適な南米の「花の国」コロンビア。アンデス山脈に位置する首都ボゴタは、標高2,600〜2,800m。その周辺の肥沃な地域で、フロールエバーは生まれました。
材料になる生花の多くは、工場の周りにあるプリザーブド専用の農園で大切に育てています。一年を通して常春のような気候と、標高による昼夜の気温差を生かして、サイズや品質、花の状態など、すべての点でプリザーブド加工に最適な花が咲くよう栽培しています。今は安定して届けるために、コロンビアのほかにも複数の拠点で生産しています。
加工する前に、大きさ・鮮度・形など、たくさんの項目を一輪ずつ確かめて、規格に合う花を選びます。加工液には食料品や医薬品に使われているものを、着色料には食料品や医薬品、衣料品に使われているものを選んでいます。加工した花はもう一度一輪ずつ検査し、サイズは定規で測ってから箱詰め。コロンビアの港から船で約14,300kmの旅をして、宮城県の倉庫から届けられます。
特徴2 環境に配慮したものづくり
フロールエバーは、SDGs(持続可能な開発目標)に向けて、いろいろな取り組みをしています。
| 水を大切に | 雨水の利用と浄化システムで水を再利用し、地下水のくみ上げすぎを抑える。農園の温度調整にも雨水を使い、電力を減らす |
|---|---|
| 大地にやさしい生産 | 不要になった植物を捨てずに堆肥として再利用し、土壌を改良 |
| エコなパッケージ | 紙の使用量を減らした、環境への負荷が小さいパッケージに移行 |
| 教育の支援 | 2006年から、両親を失った子どもたちの職業訓練と学習を支える「フロールエバーハウス」の活動。卒業生の雇用にも取り組む |
繊細なプリザーブドフラワーの花びらを傷つけずに、最小限の梱包で届けられるのは、技術とノウハウを培ってきたからこそといえるのではないでしょうか。
特徴3 徹底した品質管理
丁寧に栽培された鮮度の高い生花から、加工にふさわしい花を一輪一輪選び、加工のあとも一輪ずつ品質を確かめています。ローズなどの花材は、コロンビア花卉輸出協会の「Florverde Sustainable Flowers(FSF)」認証を受けています。環境・社会・鮮度の管理・人権・温室効果ガスの対策など、たくさんの項目から製品の良さを確かめる、総合的な認証です。
特徴4 フロールエバーのプリザーブドフラワーコンテスト
日本で最初に開かれたプリザーブドフラワーのコンテストは、フロールエバーが開いたものだといわれています。それから毎年「フロールエバープリザーブドフラワーコンテスト」を開催し、多くのプロやアマチュアの方が応募して、その年ごとのテーマで、新しいプリザーブドフラワーの表現が生まれています。
近年は「フロールエバーWEBコンテスト」として、海外からもたくさんのエントリーが寄せられています。毎回変わるテーマは花の枠にとどまらず、プリザーブドフラワーの新しい可能性を追求する場になっています。
フロールエバーについてよくある質問
Q. フロールエバーは、どこの国のブランドですか?
A. 南米コロンビアで生まれたブランドです。自社のプリザーブド専用農園と工場で作っていて、今はコロンビアのほかにも複数の拠点で生産しています。日本では1998年から販売されています。
Q. フロールエバーのプリザーブドフラワーの特徴は?
A. 公式サイトでは「生花により近い感触と透明感、花弁が肉厚でしなやか」と紹介されています。色は100色を超え、Mサイズのスプレーローズは40色以上あります。
Q. フロールエバーの花材は、どんなアレンジに向いていますか?
A. しっかりして丈夫なので、フェザーリングや開花をたくさんするアレンジに向いています。色が豊富でほかのお花と合わせやすく、純白のアジサイは白を生かしたアレンジにぴったりです。
Q. フロールエバーのバラは、初心者にも扱いやすいですか?
A. はい、とても初心者向きです。丈夫でワイヤリングがしやすく、開花しても、そのまま使っても、バラらしい存在感があります。アトリエの生徒さんにも人気のブランドです。
Q. フロールエバーのコンテストには、誰でも応募できますか?
A. プロだけでなく、アマチュアの方もたくさん応募しています。今はWEBコンテストとして開かれているので、応募の方法や時期は、フロールエバーの公式サイトで確かめてくださいね。
Q. 「ブリザードフラワー」と「プリザーブドフラワー」は違うものですか?
A. 同じものです。正しくは「プリザーブドフラワー」(Preserved Flower)で、「保存された花」という意味です。
Q. フロールエバーの花材で、アレンジメントを作ってもらえますか?
A. フェアリールでは、プリザーブドフラワーのアレンジメントをオーダーでお作りしています。フロールエバーの花材を使ったアレンジメントも、ご相談ください。
贈りもののアレンジメントはオーダーギフトのページ、アトリエで一緒に作るレッスンはオーダーレッスンのページをご覧ください。
フェアリールのご案内
- プリザーブドフラワーが何年もつのか、長くきれいに飾るコツはプリザーブドフラワーについてでご紹介しています。
- わからない言葉や、作っていて困ったときはプリザーブドフラワー用語集で探せます。
- 贈りもののご相談はオーダーギフトのページからお気軽にどうぞ。
- 結婚式のブーケはウェディングブーケのページへ。オーダーと手作りレッスンをご用意しています。
- 故人やペットを偲ぶお花はお供えの花(仏花)のページへ。水替えのいらないお花をお作りします。
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- まずはご自宅で作るのを楽しんでみたい方は、YouTubeの動画レッスンからどうぞ。
