アーティフィシャルフラワーとは?造花・プリザーブドフラワーとの違いと魅力、飾り方
この記事でわかること
結論:アーティフィシャルフラワーとは、布や樹脂で本物の花のように精巧に作られた、品質の高い造花のことです。水やりがいらず、花粉や香りがなく、湿気にも強いので、玄関のリースやお店の装飾、ウェディングブーケ、長く飾るお供えの花に向いています。
- アーティフィシャルフラワーとは
- 一般的な造花との違い
- アーティフィシャルフラワーの4つの魅力
- プリザーブドフラワー・ドライフラワーとの違い
- リース・ブーケ・お供えの花など、向いている使い方
- きれいに飾るためのポイント
- よくある質問
庭の木々の葉が色づきはじめ、朝はお布団から出にくくなってきました。道ばたでりんごが売られているのを見て、信州の秋を感じています。
こんにちは。長野県松本市のアトリエ・フェアリールの、プリザーブドフラワーデザイナー小野梨花です。
秋の気配をしみじみと感じて、アトリエのウェルカムリースを秋色に変えてみました。仕入れに行ったときに、花の色と、茎のいい感じのカーブに一目惚れしたアーティフィシャルフラワーのコスモスをメインに、風にそよぐようなリースに仕上げています。
「アーティフィシャルフラワーって何?」「造花と何が違うの?」
いざ説明しようとすると、難しいですよね。この記事では、ミルクティー色のコスモスのリースを題材に、アーティフィシャルフラワーの特徴と魅力、プリザーブドフラワーやドライフラワーとの違い、選び方と飾り方を、わかりやすくご紹介します。
アーティフィシャルフラワーとは

アーティフィシャルフラワーとは、品質や表現にこだわって作られた造花のことです。「アーティフィシャル(artificial)」は、英語で「人の手で作られた」という意味です。
布や樹脂などで作られていて、花びら一枚一枚、花芯、葉や茎の色合いや質感まで、本物の花のように精巧に作られています。昔ながらの造花のイメージとは違い、近くで見ても生花と見分けがつかないほどのものもあります。
アーティフィシャルフラワーと造花の違い
アーティフィシャルフラワーも、造花のひとつです。はっきりした線引きがあるわけではありませんが、一般的には、本物に近い質感や色合いまでこだわって作られた、品質の高い造花をアーティフィシャルフラワーと呼んでいます。
| アーティフィシャルフラワー | 一般的な造花 | |
|---|---|---|
| 見た目 | 花びらの重なりや色のグラデーション、葉脈まで本物に近い | ひと目で造花とわかるものが多い |
| 素材 | 布(ポリエステルなど)や樹脂、ラテックスなど | 布やプラスチック |
| 仕上げ | 手作業で仕上げるものもある | 機械で大量に作るものが多い |
| 主な使い道 | ウェディング、お店の装飾、贈りもの | 手軽なインテリア、イベントの飾り |
最後の仕上げは、一輪一輪手作業で
フェアリールでは、造花・花材の卸の東京堂さんのアーティフィシャルフラワーブランド「MAGIQ(マジック)」を愛用しています。シーズンごとに、季節の花や植物の新作が発表されます。
東京堂のスタッフさんにお伺いしたところ、
「MAGIQは、最後の仕上げを一輪一輪手作業で行っています」
「手間はかかりますが、繊細な美しさを出すには必要なんですよ」
とのこと。そうお聞きしてから改めてMAGIQの花を見ると、茎や葉のつき方、花の繊細さ……その美しさに納得です。
アーティフィシャルフラワーの4つの魅力
1. 水やりがいらず、枯れない
花や緑に癒されたいけれど、お世話の時間がとれない。つい枯らしてしまう。そんな方にぴったりです。ウェディングの前撮りのように、一日中きれいな状態を保ちたい場面でも活躍します。
2. 花粉や香りがない
香りや花粉がないため、飲食店や病院・クリニックなど、衛生面に気を配りたい場所にもおすすめです。花粉が気になる方への贈りものにも向いています。
3. 長く飾れる
布や樹脂でできているので、形が崩れにくく、長く楽しめます。湿気にも強いので、プリザーブドフラワーが苦手な、湿気の多い場所にも飾れます。
4. 屋外にも飾れる
玄関のドアやポーチなど、雨風が当たる場所にも、ウェルカムリースとして飾れます。ただし、雨に濡れたり日に当たり続けたりすると、色があせやすくなります。屋外に飾るときは、軒下など、直接雨や日光が当たりにくい場所を選んでください。

プリザーブドフラワー・ドライフラワーとの違い
どれも水やりがいらない花ですが、素材と得意な場所が違います。
| アーティフィシャルフラワー | プリザーブドフラワー | ドライフラワー | |
|---|---|---|---|
| 素材 | 布や樹脂 | 本物の生花を加工 | 本物の生花を乾燥 |
| 質感 | 精巧だが、本物とは少し違う | 生花のようにしっとり | かさっとして、パリパリ |
| 湿気 | 強い | 弱い | 弱い |
| 屋外 | 軒下なら飾れる | 向かない | 向かない |
| 向いている使い方 | 玄関・お店の装飾、前撮り、長く飾るお供え | ギフト、ブーケ、お供えの花 | インテリア、スワッグ |
フェアリールでは、本物の花のやわらかさが出るプリザーブドフラワーと、湿気や形くずれに強いアーティフィシャルフラワーを、飾る場所に合わせて組み合わせることもあります。
アーティフィシャルフラワーが向いている使い方
玄関やお部屋のリース
軒下なら屋外にも飾れるので、玄関のウェルカムリースにぴったりです。季節ごとに掛け替える楽しみもあります。
ウェディングブーケや花冠
一日中形がくずれにくく、前撮りから挙式まで同じ姿で使えます。プリザーブドフラワーより軽く、衝撃にも強いので、花冠にも向いています。ブーケや花冠のご相談はウェディングのページでご案内しています。
お店の装飾
花粉や香りがなく、水替えの手間もいらないので、飲食店やサロン、クリニックの受付にも安心して飾れます。
お供えの花(仏花)
湿気に強く形がくずれにくいので、長く飾るお供えの花にも選ばれています。お供えの花のご相談はお供えの花のページでご案内しています。
きれいに飾るためのポイント
- 直射日光を避ける:日に当たり続けると、少しずつ色があせていきます。
- ほこりはこまめに払う:ドライヤーの冷風を当てるか、やわらかい筆で払います。
- 季節ごとに掛け替える:春は桜、夏はひまわり、秋はコスモス。リースを掛け替えるだけで、玄関に季節がやってきます。
季節の花を、気軽に楽しんで
お花で季節を楽しみたい。だけど、水やりをついつい忘れちゃう。もっと気軽に玄関まわりをかわいくしたい!
そんな方には、アーティフィシャルフラワーのウェルカムリースがおすすめです。季節ごとに花を楽しむきっかけに、アーティフィシャルフラワーを加えてみてくださると嬉しいです♪
よくある質問
Q. アーティフィシャルフラワーと造花は違うものですか?
アーティフィシャルフラワーも造花のひとつです。一般的には、本物に近い質感や色合いまでこだわって作られた、品質の高い造花をアーティフィシャルフラワーと呼んでいます。
Q. プリザーブドフラワーとの違いは何ですか?
プリザーブドフラワーは本物の生花を加工した花、アーティフィシャルフラワーは布や樹脂で作った花です。プリザーブドフラワーは本物ならではのやわらかさが魅力で、アーティフィシャルフラワーは湿気や形くずれに強いのが魅力です。
Q. アーティフィシャルフラワーは屋外に飾れますか?
軒下など、直接雨や日光が当たりにくい場所なら飾れます。雨に濡れたり日に当たり続けたりすると、色があせやすくなります。
Q. ウェディングブーケにアーティフィシャルフラワーは使えますか?
使えます。軽くて形がくずれにくいので、前撮りから挙式まで安心です。プリザーブドフラワーと組み合わせることもできます。
Q. お手入れはどうすればいいですか?
水やりはいりません。ほこりは、ドライヤーの冷風を当てるか、やわらかい筆で払ってください。直射日光を避けると、色が長持ちします。
フェアリールでできること

- アーティフィシャルフラワーのオーダー:ウェルカムリース、ウェディングの花冠、お店の装飾、お供えの花など。オーダーギフト、法人・企業様のお花、お供えの花のページからご相談いただけます。
- アーティフィシャルフラワーのレッスン:松本のアトリエで、作りたいものに合わせてお教えします。オーダーレッスンのページをご覧ください。
「このお花で作ってほしい」「こんなイメージのリースがほしい」。そんなときは、お気軽にお話を聞かせてください。
フェアリールのご案内
- プリザーブドフラワーが何年もつのか、長くきれいに飾るコツはプリザーブドフラワーについてでご紹介しています。
- 贈りもののご相談はオーダーギフトのページからお気軽にどうぞ。
- ご自分で作ってみたい方はオーダーレッスンのページへ。
- まずはご自宅で作るのを楽しんでみたい方は、YouTubeの動画レッスンからどうぞ。
